

「毎日バタバタで、子どものことちゃんと見てあげられてるのかな…」
「他の子と比べて成長が遅れてる気がする…」
幼児期の子育てって、不安や疑問がいっぱいですよね。
特に、子どもの成長が目覚ましいこの時期は、「うちの子、ちゃんと育ってるかな?」と心配になることも多いのではないでしょうか?
そんなママたちにぜひ知ってほしいのが、「好奇心」の力です。
好奇心旺盛な子は、色々なことに興味津々!
そして、新しい発見や体験を通して、ぐんぐん成長していくんです。
この記事では、子どもの好奇心を育む具体的な方法をご紹介します。
ぜひ、今日から実践してみてくださいね!
幼児期の子どもたちは、何でも新しいものに興味を持ち、目に見えるもの、聞こえるもの、触れるものすべてが
新しい発見の源です。
好奇心を育むことはなぜ重要なのでしょうか?
好奇心は、彼らの認知能力や社会性の発達にとって非常に重要なのです。
例えば、初めておもちゃを触るときや、砂場で遊ぶとき、彼らはその体験を通じて世界を学んでいます。
この時期の好奇心を育むことは、将来の学びに向けた基礎作りとなり、探究心を育てるきっかけにもなります。
「これなあに?」と聞かれたときに、その質問に真剣に向き合い、共に探究する姿勢を見せることで、子どもは次第に「自分で調べてみたい」という意欲を持つようになります。
探究心は一つのことを掘り下げようとする力で、将来の学力の向上、仕事の深化にも繋がり、将来を生き抜く力に直結しています。
そして、いろいろなことに興味を持つ好奇心は探究心の扉を開く鍵なのです。
幼児期は、五感をフル活用して世界を吸収する時期です。この時期に好奇心を育むことは、子どもたちの未来の可能性を広げる上で非常に重要です。
この時期の子どもたちは、まだ言葉をうまく話せなくても、五感をフル活用することで周囲の世界を理解しようとします。見るもの、聞くもの、触れるもの、嗅ぐもの、味わうもの、すべてが新鮮で、驚きに満ちています。
子どもは五感をフル活用することで、子どもたちは周囲の世界を認識し、理解を深めていきます。
この過程で、脳神経回路が形成され、様々な能力の基礎が育まれていきます。この時期の五感への刺激は、脳の発達に不可欠なのです。
具体的には、
認知能力: 物事を認識し、理解する力
運動能力: 体を動かす力
言語能力: 言葉を理解し、話す力
社会性: 他人とコミュニケーションをとる力
情動: 喜怒哀楽などの感情を表現する力
創造力: 新しいものを生み出す力
などが挙げられます。
幼児期に五感を刺激することは、これらの能力を育む上で非常に重要です。
積極的に五感を刺激するような遊びや体験を提供することで、子どもたちの健やかな成長を促すことができるでしょう。
そして、この時期に 好奇心を育むことは、子どもが自ら学び、成長していく力 を育むことにつながります。
好奇心旺盛な子どもは、
「なぜ?」「どうして?」と、疑問を持つことを恐れません。
新しいことへの挑戦を楽しめます。
失敗を恐れずに、何度でもチャレンジできます。
自分の力で問題を解決しようとします。
周りの世界に興味を持ち、探求し続けます。
これらの力は、将来、子どもが社会で生きていく上で、大きな武器となるでしょう。
幼児期に好奇心を育むことは、子どもたちの未来の可能性を広げるための、大切な投資と言えるでしょう。
子どもの好奇心を育むには、どうすればいいのでしょうか?
特別なことをする必要はありません。
なぜなら、もともと子どもは好奇心を持っているからです。
好奇心をしぼませないように、お子さんの知りたい気持ちや大変を尊重する姿勢が大切です。
そして、ちょっとした工夫で、子どもの好奇心スイッチをONにすることができますよ!
家の中や公園で、色々な素材に触れたり、音や光で遊んだりしてみましょう。
例えば…
粘土遊び、砂遊び、小麦粉粘土、スライム ・・・触覚
絵本、シャボン玉、万華鏡、影絵、 ・・・視覚
絵本、音楽に合わせて踊る、楽器遊び、自然の音を聞く ・・・聴覚
花の香り、食べ物、土の匂いなど、様々な香りを嗅ぐ ・・・嗅覚
食べ物や飲み物の味の表現を共有する ・・・味覚・嗅覚
子どもが何かを発見したら、「なんだろうね?」「おもしろいね!」と共感してあげましょう。
そして、一緒に図鑑で調べたり、インターネットで検索したりして、疑問を解決していく過程を楽しみましょう。
幼児は「どうして?」や「なぜ?」といった質問を多くします。この時期の質問に丁寧に答え、彼らの好奇心を尊重します。
質問に丁寧に答えることのメリット
✅語彙力が上がる!
言葉をたくさん覚えることは思考力にも繋がります。言葉をもとに考えることが出来るようになっていきます。
✅知りたいと思うことと嬉しい感情が結びつく!
これはとても重要なことです。
もし、子どもが質問してきたときに、面倒くさそうな態度を取ったらどうでしょうか?子どもは親のネガティブな感情を行動や仕草から読み取ります。知りたいという好奇心とネガティブな感情が結びついてしまい「知りたいことを表現してはいけない」「知ろうとすることは良くない」という無意識的な思考になり、必要最低限しか学ぼうとしなくなるでしょう。そのような思考状態になった子に、小学生や中学生になってから「勉強しなさい」といってもあまり効果的ではないでしょう。
子どもが興味を持って質問したときに親が笑顔で優しく答えてくれたら、子どもは嬉しくなります。知りたいという好奇心と歓迎されて嬉しいという感情が結びつきます。「知りたいということ表現してもいいんだ」という思考になり、学ぶことにより積極的になります。
動物園、水族館、博物館、公園など、色々な場所に連れて行って、たくさんの刺激を与えましょう。
新しい発見や体験は、子どもの好奇心を刺激するのに最適です。
色々な場所に連れて行くのは好奇心を刺激するのに良さそうなのはわかるけれど、毎月どこかに連れて行くのは難しいと思うかもしれません。そこで、日常の中で出来るアイデアもご紹介します。
お散歩
いつもの道でも、新しい発見がいっぱい!
「あ、お花が咲いてるね」「鳥が飛んでるね」など、子どもと一緒に周りの景色を観察してみましょう。
料理
一緒に料理をするのもおすすめです。
野菜を切ったり、混ぜたりする作業を通して、食材の色や形、匂いなどを五感で感じることができます。
絵本
絵本の世界を通して、子どもの想像力を育みましょう。
寝る前の習慣にすることがおすすめです。
読み終わった後に、特にこちらから質問して感想を聞く必要はありません。お子さんの言葉にはまだ出来ない、感じていることを尊重してあげましょう。そして、お子さんが何か自分から感想や考えていることを話し始めたらやさしく聴いて下さい!
幼児期の子の好奇心をくすぐることは、周りにたくさんあります。
絵本は特におすすめです!
NLPとは、心理療法やコミュニケーションの分野で卓越した成果を出している人が何をしているのか?を探求した心理学的な学問です。
NLPは心理療法の分野にとどまらず、現在は目標達成やコミュニケーションスキルの向上のために学ぶ人が増えています。
このNLPの観点から見た場合、幼児の好奇心や探究心を育むプロセスには、いくつかの重要なポイントがあります。
NLPでは、言語や感覚を使ったコミュニケーションを通じて、個人の内面の状態や行動パターンに影響を与える方法を探求します。
これを子育てに応用すると、幼児期における好奇心や探究心の育成が、子どもの未来にどのように影響を与えるかが理解できます。
NLPでは、言語が思考や行動に大きな影響を与えると考えます。
親が子どもに対して「すごいね!どうしてそう思ったの?」などのポジティブなフィードバックを与えることで、好奇心がさらに高まります。
この言語的フィードバックは、子どもが自分の考えを深く掘り下げるきっかけとなり、自己探求の姿勢を強化します。
NLPの重要な原則の一つに「モデリング」があります。
これは、他者の成功した行動や考え方を模倣し、自分に取り入れるプロセスです。
幼児は親や大人の行動を観察して学ぶため、親が自ら好奇心を持ち、物事に探究的な姿勢を示すことは、非常に効果的です。
例えば、親が「これはどうしてこうなっているんだろう?」と一緒に考えたり、興味を持って何かを調べたりする姿を見せることで、子どもはその行動を自然と学び取ります。
NLPには「アンカリング」という手法があります。
これは、特定の感情や状態を特定の行動や言葉に結びつけて強化する技術です。
例えば、子どもが何か新しいことに興味を示したときに、親がその瞬間を称賛したり、温かく笑顔で接することで、その体験が「楽しい」「肯定的」という感情と結びつきます。
この結果、子どもは新しいことを学ぶたびに、前向きな感情を感じるようになり、好奇心や探究心が強化されていきます。
NLPは、視覚、聴覚、触覚など、感覚を通じた体験が学びにどれほど重要であるかを強調します。
幼児は感覚的な体験を通じて世界を理解します。視覚的に色や形に興味を示し、音に反応し、触れることによって物事を学ぶプロセスは、好奇心の成長を支える基本です。
NLPの視点からは、感覚を通じた豊かな体験を提供し、子どもが多角的に世界を探究できるような機会を与えることが、学びを促進すると考えられます。
NLPでは、感情の状態が重要な要素として扱われます。
幼児が好奇心を持って新しいことに挑戦する際には、安心感やサポートを感じられる環境が必要です。
親が子どもに対して「大丈夫だよ、一緒にやってみよう」と励ますことで、子どもは不安や恐怖心を感じずに、新しいことに挑戦できます。
このように、感情の状態をポジティブに保つことで、好奇心が失われることなく、探究心が自然に育まれるのです。
NLPの観点から、幼児の好奇心と探究心を育てるためのアプローチは、親の言語や行動が重要な役割を果たします。
ポジティブな言葉をかけ、良い行動のモデルを示し、感覚体験を大切にすることで、子どもの内面的な成長をサポートし、将来的な学びに向けた基盤を築くことができます。
エリクソニアンとは、多くの人に影響を与える心理療法家ミルトン・エリクソンのコミュニケーション手法、そしてエリクソンを探求する人のことです。
ミルトン・エリクソンは、現代の催眠療法の父とされ、彼のアプローチは、無意識の力や人間の自然な治癒能力を引き出すことに焦点を当てています。
彼の考え方を幼児の子育てに応用すると、好奇心や探究心を通じて子どもの潜在的な力を引き出すためのヒントが得られます。
エリクソンのアプローチは、自然なプロセスに対する信頼を強調しています。
彼は、人々がすでに持っている能力やリソースを活用することを大切にしていました。幼児の好奇心も同様で、好奇心は子どもにとって自然なものです。
エリクソンの観点から見ると、親は無理に教え込むのではなく、子どもが好奇心を持って自然に世界を探究するプロセスを尊重し、そのプロセスをサポートすることで、子どもの内在する可能性を引き出せると考えます。
エリクソンは、直接的な指示よりも、間接的な指示、つまり暗示やメタファー、物語を使ったコミュニケーションを好みました。
子どもの好奇心や探究心を育む際も、強制的に教えるのではなく、間接的な方法で子どもに新しい視点や興味を引き出すことが有効です。
例えば、「この石、何に見える?」といった質問を通して、子ども自身が答えを見つけるプロセスを楽しめるようにすることで、無意識的に探究心が刺激されます。
また、人は物語を聴くことでそこから何かを連想し、メッセージを受け取り、無意識的に学びます。
幼児期の絵本の読み聞かせは、言葉を覚えることに加えて大切な学びがありそうです。
エリクソンは、人が自分で解決策を見つけるプロセスを非常に大切にしていました。
これは、幼児が好奇心を持って何かを探索し、試行錯誤を通じて発見をする過程と非常に似ています。
親は時に手助けをしたくなるかもしれませんが、エリクソンの視点では、子どもが自らのペースで世界を探究し、失敗や成功を自分の体験として学ぶことが大切です。
こうすることで、自己効力感や独立心が自然に育まれます。
エリクソンは、無意識の中に無限のリソースがあると信じていました。
幼児期は、言葉や論理的な思考だけでなく、無意識的な学びが非常に活発な時期です。
例えば、子どもが遊びを通じて新しいことを学んでいるとき、その学びは意識的なものではなく、無意識の中で深く根付いていきます。
親がこの無意識的な学びを信じ、遊びや好奇心を通じて子どもが自然に成長できる環境を整えることで、子どもの潜在能力を引き出すことができます。
エリクソンは、クライアントとの深い信頼関係(ラポール)を築くことを重視していました。
これは、子育てにおいても非常に重要です。
親と子どもとの信頼関係がしっかりと築かれていると、子どもは安心して新しいことに挑戦し、好奇心を持って世界を探究することができます。
親が子どもの質問や興味に対してオープンな姿勢を示し、肯定的なフィードバックを与えることで、この信頼関係が強化され、子どもの自発的な学びがさらに促進されるでしょう。
子どもの好奇心を育むことは、 未来への可能性を広げる こと。
小さな「なんで?」を大切にして、子どもと一緒にワクワクする毎日を過ごしましょう!